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このコーナーでは、色彩計画家・吉田愼悟をはじめ、経験豊かな当社スタッフが色彩とまちづくりをテーマに記事をブラッシュアップしていきます。

小田原まちの彩り考え隊


小田原駅周辺の色彩のあり方を検討するための景観ワークショップ“小田原まちの彩り考え隊”が行われた。このワークショップには吉田愼悟がアドバイザーとして招かれたが、吉田の仲間の公共の色彩を考える会の“まちのお色直し隊”や神奈川デザイン機構のデザイン資源調査グループ、そして建築家、グラフィックデザイナー、学生も参加し、駅周辺を歩いた。午前中に撮影を行い、午後に駅周辺の景観を分類・整理し、発表会を行った。
夕刻からは“なりわい交流館”で学生が作成したCGシミュレーションを見ながら、小田原の今後の景観形成についてみんなで語り合った。(2004年11月28日)



▲まちなみ景観の撮影と色彩調査



▲景観の分類整理と発表会

小学生がつくる美しい校舎

上越市ではこれまで景観の勉強会を行ってきたが、今年はより多くの人に興味を持ってもらおうと、南本町小学校の6年生を対象にカラーワークショップを実施した。講義だけではなく色彩の効果を実際に体験してもらうために、階段室を両親と共に塗装した。カラーデザインのアドバイスは吉田愼悟が担当し、富山で活動するグラフィックデザイナーの島津勝弘さんがサインデザインについてのアドバイスを行った。このワークショップには地元の塗装会社やペイントメーカーのターナーも協力し、短い時間で楽しみながら教育環境を大きく変えた。これまで薄暗かった階段室は見違えるように明るくきれいになったと地元で評判になっている。(2004年11月23日)



▲児童によるデザイン検討とアドバイス



▲塗り替えの様子



▲塗り替え前の階段室



▲リニューアルされた階段室



▲カラフルで楽しいサイン



▲サイングラフィックのアドバイスは島津勝弘さん

区民投票によるフェンスの塗り替え

川崎市高津区を流れる二ヶ領用水のフェンスが塗り替え提案をカラープランニングセンターの吉田愼悟が行った。これまでのフェンスは鮮やかなブルーグリーンに真っ赤な二本のストライプパターンで塗装されていたが、せっかく植樹されたしだれ桜の花やきれいになってきた水の流れが見えにくいので、フェンスは低彩度色がふさわしいことを説明し、2つの案を作成した。既に塗り替えてしまったグリーンとの連続性に配慮して低彩度のダークグリーンとする案、そして国交省が防護柵の色として推奨するダークブラウンの2案を試験塗装した。高津区まちづくり協議会の「水辺の風景部会」が周辺の住民に投票を呼びかけ、2005年1月8日に開票され、ダークグリーンが選ばれた。このような塗り替えの時に、住民が色彩について話し合うことは大切なことである。お金を掛けないで水辺は美しくなり、環境色彩の効果が広く理解される。



▲改修前…鮮やかなブルーグリーンのフェンス



▲改修後…ダークグリーンに塗り替わったフェンス(写真左側)

横須賀市の地域情報

横須賀市は景観形成を進めるために様々な研修会を実施しているが、今回は公共情報を分かりやすく、そしてまち並みを美しくするための配色や表示レイアウトについて講義と演習を行った。実際のまち並みに掲出した時の見え方が検証できるように、船越1丁目の電柱広告を題材として地域情報のあり方を検討した。
この研修会の講師は吉田愼悟が担当したが、レイアウトデザインはデザインプロットスタジオの井山高秀さんに協力してもらった。さらに東電広告(株)にも協力をお願いして、デザインした地域情報を実際に制作し、掲出してもらった。
電柱広告の住所表示には現在鮮やかな緑色が使われているが、船越の電柱広告はまち並みに調和する彩度を抑えた深みのあるダークグリーンとブラウンの2つの配色で試作された。



▲ワークショップの様子



▲ワークショップ参加者によるレイアウトデザイン例



▲ダークグリーンの電柱広告



▲ブラウン系の電柱広告の設置作業

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